PBの思い出・シンガポール編

下船し港の出国ゲートを出ると、

同じ船に乗船している
少し年上の女性に声をかけられた。

 

「1人だから、混ぜてもらえないかな?

ただ付いていくだけだから。」
と言われ、断る理由もないので
一緒にマーライオンを見に行くことに。

 

電車に乗り移動し、
マーライオンの近くまで来た所で
同じ船に乗船しているマダムも合流。

 

すると私より少し年上の女性が
マダムに向かって
「一緒に来るな」的なことを
言ったようで、
引き止めるもマダムはすぐさま離脱。

 

私もその時に彼女から離れたかったが、
付いてくるので仕方が無い...

 

海外経験があまり無さそうな女性を
1人にさせるのも少し気が引けた。

 

彼女の存在をなるべく忘れるようにして
マーライオンを鑑賞。

初めて生で見れたので感激!

 

そして海の向こう側には
マリーナベイサンズが綺麗に見える。
今度また来た時にゆっくり行こう。

 

小腹が空いたので電車に乗り、
現地の人で賑わうフードコートに移動。

定食とマンゴーかき氷を

美味しく頂いた。

 

例の彼女はまだ一緒だったが、
お互い会話も無く食事が終わると
彼女は
リトルインディアかどこかに行くと
言って去って行った。

 

これでようやく調子を取り戻し、
電車で移動しショッピングモールへ。

 

日本のダイソーがあったので
入ってみると、
どれも値段が200円でびっくり。

シンガポールだと倍の値段なのか。

 

そして大好きなスーパーを見つけ、
しばしショッピング。

 

日本では割と高額で売られている
ドリアンがお手頃価格かつ、
スライスされてすぐに食べれる状態で
売られていたので、即購入!

 

スーパーの中で会った
顔見知りのクルーに
ドリアンの船の持ち込みが
大丈夫かどうかを聞くと、
「大丈夫〜大丈夫〜」と言っていたので
少し多めにゲットした。

 

まだ食べたことが無い

ドリアンを手に入れ
ウキウキしながら船に戻ろうとすると、
まさかの係員に
「ドリアンの持ち込みはダメ!」
と言われてしまった。

 

しかしターミナル内で食べるのは
大丈夫なようだったので、
帰船リミットの時間に遅れないように
イスに座って急いで食べた。

 

食べているすぐ横を
他の乗客の人達が通っていくので
少し恥ずかしかったが、
それ以上にドリアンが美味しかったので
味に集中して食べることができた。

 

本当に美味しかったドリアン。
一番好きなフルーツが
ドリアンになった。

 

船に戻ると偶然にも
例のマダムに会えたので
お互いに大変でしたね、と話をした。

 

そしてその日以来、例の彼女とは、
また厄介事に巻き込まれるのも
嫌だったので接することは無かった。

 

船での人間関係は難しいと
身をもって感じた日だったが、
それ以上にドリアンが
素晴らしく美味しかったので
まだトータル的には良い日だったかも。

 

シンガポール編・完