PBの思い出・リスボン(ポルトガル)編 前半

下船し、歩いて行ける距離にある

" 発見のモニュメント"を目指して

歩き始める。

 

道が広く、

きちんと整備されているので

歩いていて気持ちがいい。

 

地元の人達の

ジョギングコースでもあるようで、

ランナーの人達数人とすれ違った。

 

海を見ながらのジョギング、

気持ち良さそう。

 

 

ふと気付くと、結構後ろの方に

同じ船に乗っていると思われる

日本人のおじさんが見えた。

 

同じ方向に向かって歩いているので

おじさんも発見のモニュメントに

行くのかな。

 

 

歩いている最中に

靴ひもがほどけたので

一旦立ち止まると、

 

後ろを歩いているおじさんも

一瞬止まったのがチラリと見えた。

 

思わず、不審者か?!と

咄嗟に思ってしまった。

(おじさんごめんなさい!)

 

もうこれは一回止まって、

おじさんを先に行かせてやり過ごそう。

 

そう思って立ち止まると

おじさんはこっちに来た!

 

最初はヒィ〜と思ってしまったが、

おじさんはとても優しそうな方で

 

『一緒に発見のモニュメントに

行きませんか?』と声をかけて下さり

ご一緒に行くことになった。

 

 

歩いていると途中に公園があり、

大人でも楽しめるアスレチックが

色々あったので暫し遊ぶ。

 

おじさんはサービス精神が旺盛で

バシャバシャ写真を撮ってくれた。

 

最初は少し戸惑ったが、

記録を残して頂けてありがたや。

 

公園の次は無料の電気博物館へ。

ここでもおじさんは写真を

大量に撮って下さった。

またもやありがたや。

 

 

そしてお目当ての

発見のモニュメントに到着!

 

やはりここでも写真をたくさん

撮って頂きつつ、

巨大なモニュメントをじっくりと

見ることができた。

 

 

その後私は大きな教会に、

(名前は忘れてしまった)

おじさんは船に戻るということで

ここで解散。

 

優しいおじさんで良かった。

 

その後もおじさんは船内で

たまに会った時も

その都度写真を撮って下さり、

 

日本に帰国後はそれらの写真を

大きなアルバムにまとめて

送って下さった。

 

特に旅行中の写真が

全部消えてしまったこともあり、

おじさんには本当に感謝である。

 

 

さて話はリスボンに戻るが、

おじさんと別れて教会に着くと、

同じ船のお客さん達がゾロゾロと

いるではないか!

 

知った顔の人達に挨拶をすると

『ここまでどうやって来たの?』と

揃って聞かれた。

 

『徒歩ですよ』と答えると

皆さん驚くのであった。

 

こんなのは序の口、

まだまだ歩くのだ。

 

リスボン(ポルトガル)編・つづく